ジョージ・ハリスン生誕80周年記念 劇場特別版公開
ジョージ・ハリスンの音楽と人生を称え、盟友エリック・クラプトンが開催した歴史的一夜。
感動と慈愛あふれる伝説のトリビュート・コンサート映画が
ジョージ生誕80周年の今年、初めて劇場の大スクリーンに蘇る!
息子ダニーからのメッセージ
今回の日本での劇場公開を祝して、ダニーから日本の皆さんにメッセージが届きました!
■メッセージ
Minasama ogenkidesuka (ミナサマ オゲンキデスカ)?
まず始めに、開催から20数年ぶりに皆さんに観ていただけることがなにより嬉しいです。
開催当時、これはコンサートのあるべき姿として素晴らしいものだと参加したみなが思っていたけれど、20数年後に振り返ってみると、既に世を去った人々が多くいることを思わざるをえない。
ラヴィ・シャンカール、トム・ペティ、ゲイリー・ブルッカー、マイケル・ケイメン、ジム・キャパルディ・・・、もうこの世にいない彼らが他界したばかりの父を祝うために集まってくれた。これは、本当に特別なことさ。だから、僕が思うに、このコンサートは見逃すことのできないみんなの祭典なんだ。日本で上映されることを、とてもとても嬉しく思っているよ。
■このコンサートの見どころについて
このコンサートに出演してくれた全員がみなそれぞれスペシャルで、注目すべきポイントが本当に山程あるよ。選曲もとても良く考えられているし、バンドもたくさん出演しているしね。一度だけでなく、何度も観て味わって欲しいと思っている。文字通り一度に20以上の出来事がステージで同時進行しているので、目を離さないようにね!
■日本の思い出
僕の日本の思い出は1991年のもので、実はそれ以降一度も訪れることができていないんだ。この4年間、なんとか戻ろうとしているんだけれど、なぜか毎回何か邪魔が入るんだ。
僕が初めて大きなステージに立った、少なくとも初めて父と一緒に演奏したのは、1991年の日本で、確か大阪城ホールだったと思う。その次の日には、東京ドームでも演奏した。日本は僕の音楽キャリアのスタートの地なんだよ。幸運なことにエリック・クラプトンの中でも、僕が思うに最も素晴らしい24ナイツのバンドと一緒に演奏することができたんだ。
ツアー中はネーザン・イーストや、今は亡きギターテックのアラン・ローガン、スティーヴ・フェローニなどの素敵な僕のおじさんたちに街を案内してもらったよ。大阪のマーケットに行ったり、どこかの公園で色々なバンドのセッティングを見学したり、ショッピングに連れて行ってもらったりね。13歳だった僕にとって、それまでで、一番未来的で信じられないような時間だったんだ。
東京ドームは、未だにかつて演奏した中での最大級のショウなんだ。屋内に5万人が集まっていて、すごいことだよね。ここが僕の音楽キャリアの始まりだったのは感慨深いよ。
僕は日本の文化に夢中なんだ。大人になった今、もう一度日本を訪れて、深く体験することを楽しみにしている。武道から書道、料理や職人技に至るまで、世界でも最も素晴らしくて尊敬に値する規律ある文化だと思うからね。すべてが敬意と美をもって行われる・・それは僕の人生においても共鳴するものなんだ。できるだけ早くまた日本に戻って、90年代からどう変わったかをみるのを楽しみにしているよ。