

ジュリー・テイモア監督作品
「夏の夜の夢」

“舞台が進むにつれ、この世界の虜になる”
by デヴィッド・ルーニー(The Hollywood Reporter)
特別公開中
料金: 一律3000円、学生2500円

<イントロダクション>
2014年、ニューヨーク・ブルックリンにあるTheatre for a New Audience (TFANA)で上演された舞台「夏の夜の夢」は、トニー賞受賞演出家ジュリー・テイモアの新作舞台を楽しみにする多くのファンが詰めかけ、大ヒット舞台となった。独創性溢れる演出で観客を魅了した舞台を収録した本作は、監督ジュリー・テイモアに加え、撮影監督には「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のロドリゴ・プリエトや音楽にはアカデミー賞受賞作曲家エリオット・ゴールデンサールも参加し、映画としても見応えのある傑作に生まれ変わった。2014年トロント国際映画祭でプレミア上映され、テイモアの創り出した幻想的な世界に、批評家たちは惜しみない賞賛をおくった。
豪華なキャストには、英国舞台界最高峰の賞とされるローレンス・オリヴィエ賞を受賞した経歴をもつキャサリン・ハンターや、映画「ブラッド・ダイヤモンド」に出演したデヴィッド・ヘアウッド、その他オクウィ・オクポクワシリなど、現在舞台で活躍するトップクラスの俳優が出演している。
スタッフにも、ロンドン五輪閉会式を担当したエス・デヴリンが装置・美術を担当し、照明には「ライオンキング:でトニー賞最優秀照明デザイン賞を受賞した経歴をもつドナルド・ホルダー、衣装はトニー賞ノミネート歴をもつコンスタンス・ホフマンが担当した。豪華なキャスト・スタッフに恵まれ、テイモアの新作が、早くも身近な映画館で見られるのは、この上ない最高の機会だ。

<スタッフ>
演出:ジュリー・テイモア
原作:シェイクスピア
音楽:エリオット・ゴールデンサール
撮影:ロドリゴ・プリエト(A.S.C., A.M.C.)
振付:ブライアン・ブルックス
編集:バーバラ・テュライヴァー (A.C.E.)(「レディ・イン・ザ・ウォーター」)
装置・美術:エス・デヴリン(ロンドン五輪閉会式担当)
衣装:コンスタンス・ホフマン(トニー賞ノミニー)
照明:ドナルド・ホルダー(「ライオンキング」でトニー賞最優秀照明デザイン賞を受賞)
プロジェクションズ:Sven Ortel
プロデューサー:リン・ヘンディー (P.G.A.)、ベン・レイサム=ジョーンズ

<みどころ>
「夏の夜の夢」は、愛とそれに秘められたパワーについてあらゆる側面から描いた、シェイクスピアの作品の中ではもっとも楽しい戯曲だ、とテイモアは言う。
テイモアの作り上げた舞台は、幻想的で驚かされる、今まで見たことのないシェイクスピアの「夏の夜の夢」を実現した。視覚的に観客を魅了する演出で評価高いテイモアにより、魔法がかけられたと言っても過言でない美しい舞台は、舞台上で演じる俳優たちの熱演のパワーも加わり、どんどん観客は引き込まれていく。
映画化にあたり、生の舞台を複数のカメラで撮影するだけでなく、配置をコントロールできるように撮影日を数日追加し、動くカメラとステディカムを駆使して舞台上のエネルギーやダイナミックさを余すことなくとらえ、様々なアングル・クローズアップ・役者のリアクションなど、生の舞台の観客の目が届かないシーンを収めることに成功した。映画としてスクリーンに蘇る舞台は、登場人物たちの心を深く捉え、感情を揺さぶられる作品になっている。映画版だから味わえる、テイモアが織りなす魅惑の世界「夏の夜の夢」を、ぜひこの機会に映画館でお楽しみください。
<キャスト>
パック:キャサリン・ハンター (1991年『貴婦人故郷に帰る』でローレンス・オリヴィエ賞最優秀女優賞受賞)
オーベロン:デヴィッド・ヘアウッド (『ブラッド・ダイヤモンド』)
ティターニア:ティナ・ベンコ (『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)
アセンズ公シーシアス公爵:ロジャー・クラーク
アマゾン国女王ヒポリタ:オクウィ・オクポクワシリ
イジアス:ロバート・ラングドン・ロイド
ハーミア:リリー・イングラート
ディミートリアス:ザック・アップルマン
ライサンダー:ジェイク・ホロウィッツ
ヘレナ:マンディ・マスデン
ボトム:マックス・カセラ(「ブルージャスミン」)
クインス:ジョー・グラファシ(「ディア・ハンター」)
フルート:ザッカリー・インファンテ
スターヴリング:ウィリアム・ユーマンス
スナウト:ジェイコブ ・ ミン=トレント
スナッグ:ブレンダン・アヴェレット
<作品基本情報>
原題:A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
尺:148分 言語:英語(日本語字幕付) 製作国:アメリカ
提供:Earling Studio, Omniverse Vision